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化学反応

生活習慣病の行動変容に関わる情報は溢れるほどあります。ガン予防のための食生活などについても毎日のように報道されています。高血圧にはこれがいい、あれが悪い。善玉コレステロールを増やすには何を食べると効果がある。悪玉コレステロールが高いのは何を食べているせいだろう。血糖値をゆっくりあげる食べ方はこうだ。運動するとこんな効果があって・・・。

わたしたちも、そんな云い方をして受診者のやる気スイッチに刺激を与えるわけですが、でもホントはそのほとんどは正しくないだろうと思っています。ヒトの身体のカラクリは、そんな一対一対応の単純な化学反応や数学の関数のような理路整然とした理屈ではないはず。「これをすればこうなる」なんて単純なはずはなく、公式通りにはいかないし、公式そのものがないかもしれない。そもそも、化学者や栄養学者は、数多ある物質の中からひとつを取り出して、それがどのような効果をもたらすのか実証し、さらにその中の何という成分がその効果をもたらしているかを研究しているわけですが、その結果を生活指導の根拠にしています。でも、これは現実の体内のように色々な要素が入り混じって干渉しあっていることを前提にしていません。今流行りの腸内フローラがそうであるように、あれがいい、これが悪いと云っていじくりまわした結果として、体全体としてのバランスを損なう結果になってしまっているのが現実だとしたら、本当に申し訳ない。

これをよくするためには具体的に何をしたらいいんですか? 何を食べたらいいんですか?に即答できる人は、そんなことを何も考えていない無責任な人なのかもしれない。困った。

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