家
毎日のワンの散歩コースにあった大きな旧家が解体されました。トラックが何台も入って、毎日少しずつなくなって行って、とうとう1週間もしないうちにすべて壊されました。古い畳が重ねられ、大きな柱が何本も並べられているだけ。
そんな光景を見てしまったからでしょうか。ふと、我が家のことを思いました。夫婦二人のどちらもが居なくなれば、もちろんこの家は主を失うから解体するしかないだろう。そんな時は誰が解体指示をしてくれるのだろう。その前に、どちらか一方が死んだらどうするだろう。残されたひとりで、この大きな家に住むだろうか? 早々に売りに出してもいいが、特殊な間取りの不経済な空間ばかりの我が家は、普通に住むには住みにくいと思う。売れないかもしれない。
自分たちの人生ですらこれからどういう終活をしたらいいのか悩み始めているというのに、そんなハード面のことまで考えないといけないのかと思うと憂鬱きわまりない。『存在がなくなる』ということの大変さまで思いを巡らすと、もはや絶望的な気持ちになります。
ちょっと、疲れていますね。
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