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自転車通勤

自転車通勤者は徒歩通勤者より全死因死亡リスクが低い

我が家の玄関を開けると目の前に埃をかぶったロードランナーが鎮座しています。先日、家のクロス補修工事の時に動かして自転車の車体にかぶった埃を拭きながら「きちんと整備して、もう一度これで出勤しようかな」と思い立ちました。ガソリン代が急騰した年にしばらく自転車出勤に目覚めていました。それを止めざるを得なくなったのは深刻な頚椎症の痛みでした。上を向くことができず、ロードランナーの運転姿勢がとれなくなったのです。そのままそれを言い訳にしてマイカー通勤に戻ってしまいましたが、最近の頚椎症はさほど悪くない。散髪屋でひげ剃りのために仰臥位になることすらできなかった時期がありますが、今はそのまま居眠りだってできる。今なら、パンクしたタイヤを替えて、パーツを全部分解して掃除してもらったら、復活できるんじゃないか? そんなことを考えていた所でこの報告を読みました。

「英国・グラスゴー大学のCarlos A Celis-Morales氏らによる、前向きコホート研究の結果、自転車通勤は、全死因死亡、がん発生・死亡、CVD発生・死亡とも有意に低下した」という報告です(BMJ誌2017年4月19日号)。徒歩通勤は心血管疾患の発症率と死亡率は改善するが、全死因死亡、がん発生率、がん死亡率には有意差が見られなかった、という結果はちょっと残念でした。通勤手段であることを考えると、長時間はできないから、徒歩という手段はどうしても活動量が十分得られないことになるためでしょうか。

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