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がんになった彼

同級生ががんの手術を受けました。どうも妙齢になってきて、あちこちでがん罹患のはなしを聞くようになりました。彼の場合は、開腹手術ではありましたが早期発見だったので部分切除術で済んだと聞いています。術後経過も順調で、おそらく転移などの可能性も低いだろうと思われます。

そんな彼が、先日の宴席で「ボクは、酒とか飲んでいても大丈夫なのかな?」と不安気に相談に来ました。日頃から不摂生していたわけでもないのに、どうして自分はがんになったのかと悩み、これから何をしたらいいのだろうかと不安になっている様子が窺えます。

悪いことをしていなくてもがんにはなるのです。今や2人に1人はがんに罹る確率なのだからがんになったことは大した問題ではない。最近の芸能人のがん宣言の頻度が急に多くなっているのは、皆が人間ドックなどを受けるようになって早期診断が付くようになってきたからではないかと推測します。重複がんを何度も患った末に亡くなった同級生もおりましたが、彼のような特異体質でない限り、早期がんなら大部分は後腐れなく治ります。むしろわたしの身体のように全身が動脈硬化のカタマリでいつ頓死するか分からない人生を送る方がはるかにココロが重い。早期がんはそこだけ取り除いてしまって、あとは活き活きとした人生を送れば過去の思い出でしかありませんが、わたしの動脈硬化は一生の足枷で、治ることのない不治の病・・・絶対にこっちの方が大変だと思います。

「あんたは心配しなくても大丈夫だよ」と一緒に酒を酌み交わして、一笑に付しました。

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