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社会的時差ぼけ

「週末だけ夜更かし」は心臓に負担

「明日は休みなんだから、今夜ぐらいゆっくり飲ませてよ」「ため込んだ漫画を徹夜で読むぞ!」みたいなことは良く耳にするし、たしかにわたしも若い頃はやっていたかもしれません。「せっかくの休みなんだから寝ないのはもったいない」と思っていた時代。皆に半ば変人扱いされるけれど、最近のわたしは「せっかくの休みなんだから寝ていてはもったいない」と思っているので、目覚まし時計はいつも通りの朝6時にセットされています。さすがに夜更かししたり宴会だったり遅くに遠方から帰ってきたりした翌朝はとてもきつくて、つい二度寝してしまって7時半とかになることはありますが、そのときにはとても損をした気分になります。

そんなわたしですので、この「平日は規則的な睡眠習慣を守っているのに週末になると夜更かししてしまうという人は、心疾患を発症するなど健康を損なう可能性が高まる」という米アリゾナ大学(Sierra Forbushら)の研究報告=“社会的時差ぼけ(social jet lag)”が体内時計を狂わせて健康被害をもたらすことは、簡単に想像できます。

もっとも、平日は規則正しいのに週末だけ乱れるのは、度が過ぎなければかえってリフレッシュになるのではないかなと思う反面、それだけ日頃が禁欲的でガマンしすぎていることも表していることになります。最近のわたしは、日頃から疲れていないので週末が特別ではないのかもしれない、とも感じています。夜に魅力のあることが多すぎる。何もなくて、読書か寝るかしかなかった昔の社会とは明らかに違ってきたにも関わらず、カラダの体内時計は旧態然としたままだから、歪みが生まれているのかもしれません。

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