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同窓会

人生の区切りの年齢が近づいてきて、同窓会を画策する諸氏の動きもちょっと目立ち始めてきました。わたしの場合は、小、中、高、大学の中で、中学の付き合いがダントツに濃いのですが、最近になって地元大分だけでなく、福岡や東京での集まりも目立って多くなってきていて、今月の初めにもお江戸でプチ同窓会がありました。

さて、そもそも『同窓会』という存在は、そういうものなのでしょう。こういう会に可能な限り顔を出す連中がいる(わたしもその中のひとりですが)一方で、「同窓会なんて無意味」「過去に関わっていても進歩はない」と云って若い頃から絶対に参加しない同級生もいます。

確かに、この歳になっても彼らと会うと瞬時に中学生に戻るのですが、私たちは昔の思い出に浸りたいために盃を何度もかわすのでしょうか。現実のしがらみの色々を忘れるために集まるのでしょうか。それとも、みんなでお互いの悩み事を慰め合うためでしょうか。そういうものと何か違うような気もしますが、それでも、そういう席で昔話になった時に、よくぞそこまでという位に事細かに覚えている人間と全く何も思い出せない人とがいまして、後者が前者によって記憶の蘇り(賦活)効果をもたらしてもらっていることは間違いありません。もしかしたら、それが一番の意義なのかも。わたしもどちらかというと後者の群に属するので、少なくともわたしにとっては認知症予防に重要な役割を果たしているように思われます(笑)

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