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常識だと勘違い(4)コグニサイズ

「認知症予防には運動、特に有酸素運動が有効である」・・・これは揺るぎのない事実として一般社会でも常識となって来ていると思います。単なる認知症一般だけではなく、Alzheimer病などの具体的な病気にも有酸素運動が有効であることは証明されています。運動習慣があると記憶中枢である海馬が大きくなって記憶機能が改善するとか、Alzheimer病の主因をなすアミロイドβの集積が少なくなることなどが云われています。 「運動すると認知症が予防できる。でも人間には運動欲がなく、しなくていいなら動きたくないというのが常。つまり、人間は面倒くさくなったときから歳を取る」と、わたしも人間ドックの説明時には何度も叱咤激励をしています。

ところが、この運動による認知機能低下予防効果は、実は運動だけではそんなに強くないのだそうです。運動と一緒にアタマを使う(アタマを使いながら運動する)とか、他の人とのコミュニケーションをはかりながら運動するとか、そういう複合的な組み合わせが必要なのだと。これを実現させるのが『コグニサイズ』です。簡単な計算をしながらステップ踏みをしたり、となりの人としりとりをしながら運動をする、などのプログラム。

認知症予防のために運動したり意味のない計算をしたりするのは、虚しいことで、レクレーション的に楽しみながら運動をする教室の名前がきっと『認知症予防教室』になるだろうと考えるとなんか癪に障るわたしですが、誰とも話さず黙々と軍隊の行軍のような運動をしても脳は歳を取っていくのだとしたら、やっぱり仲間や夫婦で楽しく会話しながら散歩するのが人生にとって一番良い方法なのだろうことは理解できます。

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