写真(前)
「わたしたち、東京にいた頃の写真が一枚もないよね」
最近インスタグラムにはまって、わたし以上に写真小僧になった妻が云いました。たしかに。東京の病院勤務のために平成元年3月に石神井に引っ越して、大きなダイコン畑の前のできたばかりのアパートに暮らし始めてからの3年間。小さなクルマを買って、駐車場も借りて、都心に向かっては怖くて到底行けなかったけれど、埼玉方面にはあちこち遊びに行きました。高尾山にも行ったし、東京ディズニーランドにも何度も行ったし、東武動物公園や所沢の航空公園や・・・横浜にも箱根にも泊まりに行ったのに、写真は一枚もありません。シンガポール旅行したときはさすがに何枚か撮りましたが、北海道旅行したときの写真もありません。
当時、『写真を撮る』という行動がちょっと特別なことでどこかカッコ悪いと感じるところもありまして、「記録に残す時間があったら記憶に残せ!脳裏に焼き付けろ!」みたいにしてました。カメラに凝っていると云うと本格的な高性能カメラ自慢を必要とし、『写ルンです』も廃れ気味、まだ写メの時代ではなく(携帯電話自体がなかった)、デジカメはまだマニアの世界でした。今になって思えば、もっと記録しとけばよかったとは思うのですが・・・。 (つづく)
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