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倒木

先週、疾風のように駆け抜けた台風3号は我が家界隈を直撃しました。テレビニュースで見る台風風景と同じ激しさで、それが我が身のことだけに怖さははるかにそれより強いものでした。

その翌日、線状降水帯とやらの仕業で大豪雨の攻撃も受けたのですが、その襲来直前の隙間の晴れ間にワンの散歩をするためにいつもの散歩コースの江津湖公園に出かけました。静かな夕方の公園でしたが、あちこちで数日前には見なかった光景。まるでサバンナの草原でのたれ死んでいるゾウやバッファローの死骸みたいに、根っこから抜けて倒れている大木があちこちに。あるいは大きな枝がポッキリ折れて無残な姿になって佇んでいる。激しかったんだなあ、とつくづく思い知らされました。でも、実は熊本には2年前に猛烈な台風15号の直撃がありました。久方ぶりの直撃で江津湖公園のたくさんの木々が折れたり倒れたりしました。昨年も大地震の液状化の後に襲った豪雨で倒れた木々がありました。

そんな大災害を耐え忍び、大自然の間引きに負けることなく生き残った木々。そんなに逞しかった木々が、ほんの数時間の攻撃に耐えられなかったのはなぜなのだろう。おそらく、今まで矢面に立って雨風の盾になってきた木々が間引きされて、後ろで守られてきた自分が初めて先頭に立たされた。その仕打ちにあっけなく打ちのめされた、ということなのだろう。「それは、人間社会と同じだね。今まで全ての責任を取ってくれていた上司が突然いなくなって、自分がその仕事を任された途端にその重圧に耐えられなくなって、体調不良で挫折してしまうような。『あいつ、意外にもろかったな』とか陰で云われたりするのだろうか」と、倒木の様子を写真に収めながら、妻はかなり辛辣なことを云いました。

自分はかなり打たれ強いと思っていたのに、実はそうではなかったんだと思い知らされる。わたしのように、いつも弱気で自分を買い被らない生き方をしていると大丈夫・・なのかな。やっぱり、こんな時は立ち向かわずに、逃げることだな。そうか、木々は逃げられないのか。

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