年相応の睡眠時間
先日、Medical Tribuneの記事で、久しぶりに内山真先生の談話記事を読みました。
内山先生の、「”夜よく眠れない”だけでは不眠症とはいえない。夜眠れないために日中調子が悪い状態が3ヶ月続いた場合を不眠症と診断する」というのは、大変よくわかります。何を隠そう、わたしの睡眠事情はずっとよろしくありません。以前に比べたら、極力うたた寝をしなくしましたし、眠くなったら早々にベッドに入るようにしていますが、何時に寝ようが夕飯がどんなであろうが、夜中に3回は小便に起きます。5回くらい起きることもあります。でも、たまに眠くてたまらない朝もありますが、総じて朝6時にはいつもきちんと目が覚めますし、爽快です。昼前(検査の読影などやっている時)に強烈に眠くなることも時々ありますが、5分くらい仮眠を取れば問題ありません。妻に云わせると、わたしのは病気で、いわゆる過活動膀胱(子どもなら夜尿症の類)だというのですが、少なくともわたしの場合は『不眠症』ではありません。
不眠には、「なかなか寝付けない(入眠困難)」「何度も目覚める(睡眠維持困難)」「早朝に目覚める(早期覚醒)」「熟眠感がない(熟眠困難)」などがあるそうですが、まあどれもわたしにはあります。年寄りなもので睡眠も理論通りにはいきません。それでも、寝れる時に寝て、眠れなくても眠くなった時に短時間の仮眠をしたり、翌日には嫌でも爆睡したりするわたしのは、元気な年寄りの部類だと考えております。
内山先生の紹介された『健康づくりのための睡眠指針2014~睡眠12箇条~』を最後にご紹介しておきます。睡眠の考え方も捉え方もかなり変わってきました。生活習慣病予防のためには睡眠の質も時間もとても大切ではあるのですが、睡眠は理屈ではない。眠れないことで悩んでいるならぜひ専門医へ。自分の睡眠パターンが教科書通りでないとしても苦になってないなら気にしない。それが、わたしの考え方です。
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