かえって自粛?
<週3~4回の飲酒で糖尿病リスクが最低にDanish Health Examination Survey 2007–2008>
デンマークのデータではあるのだけれど、「糖尿病リスクの最も低い飲酒パターンは、男性は週14ドリンク〔飲酒しない群との比較、ハザード比(HR)0.57、95%CI 0.47~0.70〕、女性は週9ドリンク(同、HR 0.42、95%CI 0.35~0.51)。交絡因子および週間平均アルコール消費量調整後も、軽度~中等度の飲酒は糖尿病リスク低下と有意に関連しており、週1回の飲酒と比べて、週3~4回の飲酒では男性で27%(HR 0.73、95%CI 0.59~0.94)、女性で32%(同0.68、0.53~0.88)リスクが減少した」というとります。なお、「1ドリンク=10gと定義(日本も同基準)。ビール(5%) 500mL 缶1本はアルコール20g=2ドリンク、ワイン(12%)グラス1杯(120mL)はアルコール12g=1ドリンク」だそうな。
毎日500mlの缶ビールを1缶ずつ飲む人が、飲まない人よりリスクが低く、さらに毎日ではなく二日に一回1000mlずつ飲むのがベター!と書いてあるのですよね。
さすがに「そんなに飲んでも大丈夫なのか?」とかえって心配になります。いつもは「適量の酒は百薬の長!」とかいって嘯くけれど、具体的な値が思いの外少なくて、「こんな生殺しの量しか飲めないなら、もう考えても無駄!」とばかりにちゃぶ台ひっくり返す(笑)わたしですが、逆に「もっと飲んだ方が病気にならないよ」と勧められる方が、気持ち悪くてかえって自粛しそう。人の心(酒飲みの心情)は、まか不思議なものであります。
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