葛のコミュニケーション力
夏はとにかく草の伸びが速いので、最低でも週一回は草取りが必要です。数日の夏休み旅行の間にも庭草は力強く背伸びをしてきましたので、昨日は朝から草取りをすべく庭に出ました。
ところが、わたしの目に最初に入ってきたのは、フェンスから好き放題に伸びて庭中に蔓延っている葛たち。毎夏のことながら、イラっとします。根元の茎の束を切断してもどこからかまた延びてきて枝垂れ梅の枝やらクリスマスローズの葉やらに所構わず巻き付いた挙句に、家主に何の断りもなく花壇を這い出して庭の芝の領域にまで延びてきている。「ホントにもう」と舌打ちしながら汗だくで刈り取りました。
ただ、そんな葛たちをゴミ袋の中に片付けながら感心するのは、彼らがいつも庭の草木たちときちんと共存しているということ。お互いを引き離すのも大変なくらいに絡み合っているのに、彼らが蔓延ることで枯れたり縛り付けられたりしている草木が1つもなく、どこか草木は葛の訪れを喜んで受け入れている感さえします。葛たちの周りの草木とのコミュニケーション力、見習いたい。
それでも、もちろん家の庭に蔓延る以上、無秩序な広がり方は家主のわたしが許しません。それとこれとは、別です。
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