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女子マネの死

女子マネ死亡…AEDを巡る論争に言いたいこと

高校の野球部の女子マネージャーが心室細動で急死した事故。監督がAEDを使わなかったことに論点が集中していきそうなこの事故で、わたしも薬師寺先生(岸和田徳洲会病院救命救急センター)と同じような意見を持ちました。AEDを使わなかったら死んだ、使っていたら生きていたかもしれない・・・この空気は本当に怖いものです。そう思います。わたしたちも当然AED装着の講習や実習は何度も受けました(病院の救急現場では電気ショックの正式な器械があるのでAEDを持ち出す機会はまずありません)が、それでも「だれかAEDを持ってきてください」と声を上げる勇気はないかもしれません。

第一、目の前に知り合いの若いお嬢さん(男性やお年寄りではなくて)が倒れていてまだ呼吸をしている時、公衆の面前で彼女の着ている服を脱がせて胸をあらわにさせてパッドを貼る行為をするのは、実際にその場に立ったら相当の勇気が要るのではないかと想像します。おそらく、わたしがその場に直面していたとしても、救急車が到着するまでにすることは心臓マッサージだけだったのではないかと思います。心臓マッサージだったら、服の上からでも行えますし、何度もやったことがあるので(効果のほどはAEDに劣るとしても)確実にやれる自信はあります。家で突然意識を失った家族を見て、救急車を要請したとして、そのままおろおろ周りで見ているだけだったために命を落とした人は数多くいます、家にはAEDはありません。相手は身内です。躊躇することなく心臓マッサージをしてもらいたい。だからこそ、むしろ世間の皆さんにはAED以外の蘇生術をしっかりとマスターしてほしい。今回の事故でさらにその思いを強くしました。

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