先入観(前)
最近の悩みは、対峙するスタッフに対して最初に自分が抱いた印象を払拭することができなくなっているということです。
むかし、初対面で「この人はこんな人」と感じたらその評価を何年たっても変えない上司がいました。新人時代にミスを犯した看護師さんのことを最後の最後まで信用していなかったことを思い出します。「人は経験するにつれて学習して進歩するのだから、何もわからなかった新人の印象のままで評価されるのは、さすがにかわいそうだよね」と、自分たちの同僚に対する仕打ちを陰で非難していたものでした。「AB型の人ちゃ、あげえある」とか云いながら(笑)
それが、どうも自分もそんなところがあるのではないかと感じるようになりました。云い方は悪いけれど、以前の私は相手を買いかぶっていたのではないか? 失敗はするけれど気付いていないだけなのだから、注意さえすればできるようになるはずだ。仕事上の考え方は経験値だ。そう思っていたけれど、どうもそうではない。保健師さん、技師さん、事務員さん、いろんな方が居ます。何も云わなくてもきっちり先の先を考えながら仕事をする人もいれば、指摘をすればできるけれど自分では気づかない人もいます。さらに、指摘をしたときに分かったふりをしているけれど何も理解していない人もいます。仕事で何度も接していれば、相手がどのパターンの人かはすぐに分かります。能力といえば能力ですが、心構えの差とも云えるしキャラクターとして一括できるものでもあります。 (つづく)
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