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診察室はおもしろい(2)

くだんのカッコウつけ坊やを診察した日、もうひとり印象に残った人がいました。

それは地元の老舗デパートで働く男性。わたしより5歳ほど若い彼は、診察室に入って来るなりどこか上から目線。身のこなしは上品ではあるけれど、「よろしくお願いします」と云ったら、「よろしく!」と返され、「診察をしたいので前を開けてください」と云ったら、不機嫌そうな顔で一呼吸おいて、めんどくさそうに紐を解きはじめました。

別に、”横柄な口の利き方”というほどではないのですが、明らかに「おれはお客様なんだぞ」という空気が湧き出ています。職場では役職のあるお偉いさんの部類なんだろうなと思います。でも、わたしは彼の名前を見て、この人が以前我が家が外商に入っていた頃の担当者のひとりだったことを知っています。あまり利用しないし、家に来るときはたまたま妻が居るときしか会わないだろうから、彼は気付いてもいないのだろうけれど、わたしが彼の名前を憶えているのは、「デパートで宝石特売の企画があっているらしくて、今日来た外商担当者が『奥さま、ひとつお願いしますよ。ご主人に時計なんかもどうですか?』とすごいしつこかったのよ」といって妻が指し出した名刺に書かれていた名前だったからです。

客商売しているから自分が逆の立場になったら仕返しのように上からの態度を取ってみたいのかもしれないし、元々お客さま相手のときとそうでない相手のときとで態度を使い分ける人なのかもしれない。ただ、地方の小さなコミュニティの中で生活していると、わたしのように、担当者が逆の立場で相対することはよくありますし、プライベートの姿をどこからみられているかわかりません。彼の姿を見ながら、自分も注意しなきゃな、と思いました。

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