当たり前だと思っていたこと~夏休み
小学校の夏休みといえば当たり前に40日間だと思っていたら、今年は一週間前倒しで二学期が始まった都道府県もあるし、自治体によっては来年から夏休みが16日間に短縮される予定だというニュースも見ました。国の『ゆとり教育』見直し政策によって必要授業時間数が足りなくなったことと教師の残業増加防止のためだそうな。
まあ、ゆとり世代ではない私たちとしては、別に私たちの時代のカリキュラム組みをすれば普通に夏休みは取れるんじゃないの?という印象はあるのだけれど(土曜以外毎日6時間授業だったし)、まあ夏休みそのものの存在価値が薄れてきているということでしょうか。そもそも、夏休みや冬休みは厳しい暑さや寒さの時期を家で過ごさせるとか、自然の中で自由に遊びながら学習するとか、そういう目的であるのだと教えられたのですが、単に教育要領に従ったカリキュラムを組んだ時の余り時間を休みにしているだけだそうですね。その理屈からすれば、予備の時間が減ったのだから休みも減っておかしくはない。営業成績が落ちてボーナスが減るようなもの(違うか)。
最近は共働きの家庭が多くて、平日の昼間に子供がいると働けないという悩みはうちの職場でも良く聞かれます。さらに最近は野山で遊ぶ子は少なくて下手をすると一日中ネットかゲーム三昧する子ばかりなのだし、昔と違って学校の方がエアコン完備で快適なのだから、「夏は長期の夏休み」という常識をなくしてしまえば、10年後には「2週間も休める夏休み」をありがたく思うようになるかも。日本の社会全体が欧米人ように1ヶ月丸々長期の家族旅行したり避暑に行ったりする社会風土にならない限り、ちょうど良いタイミングかもしれません。
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