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おかしいと思わない?

またまた鬱陶しい季節がやってきました。

年に一度、健診のデータをまとめた年報を作成します。その原稿チェックをするのがわたしたち医師の仕事。で、毎年、同じミスを繰り返すわけです。単なる数の足し算が間違っているのです。いろんな項目ごとに違う担当者が作成するのに、まだ誰一人として正しい数字のグラフを持ってきてくれた人がいない。まあ、毎年のことですから、慣れてしまいましたが・・・。『検算』しないのは、もうわかった。最近の若い子にはそういう概念がないのだということはもう諦めました。でも、単純な足し算なんだよ・・・単純な足し算をエクセルが間違えることはまずないのだから、数字が合わないのは他の理由。要するに、グラフに書かれている合計人数はそのグラフの各々を足した結果の数字ではなく、合計数だけ違う所から引用してきたわけだ。この時点で、この二つが同じだと思い込むから、単にエクセルに打ち込んだ数字の合計をsum(  )で計算させることをしない、そこのところが今年も続いているうちの職場の伝統。数人の違いもあるけれど、倍以上の数の間違いもあるのに気付かないって、どうよ。

「毎年するんだから、担当者が換わってもできるように、ちゃんとマニュアルを作っておけば解決するだろ」とか、上の方の管理者は云っているけれど、いやいやそんな話ではないのよ。上の方がそんな認識だから、何年経っても同じミスがなくならないのだ。何かのイベントで、動員されたスタッフ数に比べて用意された弁当の数が明らかに少なかったら、細かい数を数えなくてもすぐに、「なんか、おかしいんじゃないか」と思うでしょ。そういう感覚が最近の人にはなくなっているのが怖い。自分で書いた報告書を見て、「なんかおかしい」と感じられなくなってきた理由は、おそらく自分の力で計算していないからでしょう。機械がやった事だけでなく、それを部下や同僚がやってくれたとしても同じ。「信じている」のではなくて「考えていない」・・・自分がまとめておきながら、自分の問題じゃないんでしょうね。

とりあえずはっきりしていることは、今しばらくこの憂鬱が続くのだろうなということ。

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