赤属性
うちの施設では、いろんなトラブルがあった受診者を『赤属性』といいます。説明画面の中にある属性項目が赤色に換わっている場合は、「こっそり注意事項を読んでおきなさい」というもの。もちろん、中身は千差万別・・・アレルギー情報や以前の検査で貧血を起こしたなどというものもあればクレームを毎回云われるとか突然キレるとか、そんなものまで。
で、この後半の部類の赤属性の人が来るとかなり緊張するのですが、それでも最近こういう人は本当に少なくなった気がします。そもそも、事務方のお嬢さんや保健師さんたちには上から目線の高飛車な態度でクレームばかり云うのに、医者の前では手のひらを返したようにニコニコして従順に話を聞く人は少なくありません。
それを考慮しても、10年前に比べると明らかにそういう連中は減りました。診察室に不機嫌きわまりない態度で入ってくる人も少ないし、突然しつこく文句云う人も少なくなった。どうしてなのだろう、と考えてしまいます。経年的に自然淘汰された(そういう連中は受診しなくなったとか毎年のことだから諦められてしまったとか)可能性もあれば、経験数が増えて自分の対応の仕方が上手くなった可能性もあります。でも、世の中ずっと続いているものというのは、どこもこういうものなのかな。
どっちにしても、いいこと。
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