不便?
『不便』と『便利』が共存すると、ヒトはどうしても『不便』に目が行く! というはなし。
うちの病院の画像システムがバージョンアップしたおかげで、病院内ではサクサクと快適に検査や読影ができている様なのですが、わたしの働く部署のシステムだけが昔のままなので、スペックが追いついて行かず、毎日不具合の連続です。
そんな毎日の中で、担当者は日々奮闘してくれているわけです。そのおかげで、とても便利に修正してもらえた部分がある反面、前より使いにくくなった面も生じてきました。こんな場合、担当者は「便利になったことをもっと褒めてよ!」と思うのでしょうが、利用者は不便になってしまった部分の方が気になって、「どうしてこの不便な部分が問題なんだということに気付かないのか?」と不満を膨らませるだけ。この感覚の違いは立場の違いからくるものなので、どうしても埋まらない溝なのかもしれません。
でも、最終的に総括すると、利用者にとっては『改悪』という印象になってしまうのが常。世の中のいろいろなシステムの更新や制度の変更で起きる問題です。「前よりこれだけ便利になりましたよ」とPRする裏で、必ず「なんであの便利な機能をやめたの?」と批判が出て、結局「今回の変更は無駄な変更だった!」という批判を浴びせられるわけ。まあ、しょうがないですけど・・・で、ほんの数カ月するとすっかり慣れてしまって、それが当たり前になるわけでしょう。
うちもそんな日が早く来ないかしら。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- サブスク社会(2025.01.15)
- 若さに憧れる(2025.01.14)
- 21世紀は未来にあらず(2025.01.09)
- 文字が爺さん(2025.01.06)
コメント