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健康講話

毎年恒例のイベントとして引き受けて来ていた2つの講演を今年度はお断りしました。1つは某企業の退職前の職員に退職後のライフプランを立てさせる研修会の中での健康講話。もう1つはこれから健診や特定健診に携わる保健師さんたちに対する講義です。昨年も一昨年も辞退の意思表示をしていたのになんやかやと押し切られてしまったから、昨年度の講演の最後に、「もう本当にこれで最後ですから」と断言してやっと実現しました。

断わった理由について、公式には「5年以上続けると内容がマンネリ化して新鮮味がなくなるから」「わたしの話はハッタリ主体なので、もっと若くて詳しい人に替わった方がいい」ということにしています。「どうせ新しい講師を探すのが大変だから惰性で依頼しているのでしょ!」と皮肉を加えて。でも、本当の理由は違います。

ライフプランの方は、いつのまにか対象者が皆わたしより年下になりました。自分が対象年齢より年上になった以上、これから健康を維持するためにどういうことに注意したらいいかという自分の話す理論について、自分が体現させていなければ示しがつかないではありませんか。「で、先生はしているんですか」と聞かれた時に、できてないと全然説得力がないですからね。保健師さんたちへの講義も同じ。自分のできてないことを話すと単なる机上の空論になりかねません。「おまえは、自分ができもしないことを人にさせようとしているのか?」と疑われそうですが、わたしは自分のできないことは話しません。自分のできることを話します。だから、話す内容が徐々に教科書的な理論とは離れていきつつあるのであります。

生活変容の専門的な話は、全く他人事の立場の人が話す方がグイグイ引っ張っていけるものです。

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