夜勤とメタボ
人間は太古から日の暮れと同時に床につき、朝日と一緒に目を覚ますように設計されていて、生活環境が変わっていってもこの慨日リズムは変わりはしないわけですから、深夜勤務が多ければ生活習慣病に陥るリスクが高いのはあたり前です。
深夜勤務が多いとメタボになる理由について、「夜勤による睡眠の妨げが主な原因であることに疑問の余地はない」「人間の身体は食欲に関係するホルモンをリセットするため、夜になると眠るようにプログラムされている。そのため、眠るべき時に眠らないとこうしたホルモンのバランスが崩れて必要以上に食べてしまい、肥満につながると考えられる」と書かれています。単純に何時間眠ればいいとか云う問題ではなく、夜中に出てくるべきホルモンが出てきて、出なくなるべきホルモンが出なくなれるかどうかは、何時に床につくか、床につく前に何をしているか等々、何かと微妙な条件の組み合わせの歯車を動き始めさせられるかどうかにかかっていることがわかってきています。
「そんなこと云ったって、夜しか働けないんだよ!」と苛立つ方も多いでしょう。夜勤はメタボになりやすいから、その分、昼間の生活習慣をそれ用に合わせなければならないことはわかっていても、社会や家族とのつながりを遮断するわけにはいきません。なかなか難しい問題です。
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