名前を思い出せない
昼休み、スタッフルームで弁当を食べていると、部屋の入り口のドアが開いて若いスタッフたちが続々と入ってきます。弁当を食べながら、「この人の名前は○○さん、この人は△△さん」・・・ひとりでこっそりと確認しながら口の中で唱えてみる。「あれ、この人の名前、何だったっけ?」・・・突然出なくなる。昨日は普通に云えていたのに、いつも話をして、昔から居るのに・・・名前が出てこない。「あれ、あの人の名前も・・・」表情は何も変えずに黙々と咀嚼しているけれど、どんどんパニクってくる自分。それでも必死に思い出そうとすることが大切だと脳科学者は口を揃えて云うから、わたしも必死に考えるけれど、一向に浮かばない。浮かばないどころか、新しい不明人のリストがふくれあがる一方。
最近、本当に名前がすぐに出なくなっているのが分かります。数年前、過労で突発性難聴に罹ってステロイドを服用していたときに一度こんな感じで、身近のスタッフの名前が一切浮かばなくなって救急外来に連れて行かれたことがあったけれど、あのときに似ています。違うのは、今回は体調はすこぶるいいということ。やむを得ず、職場のホームページにある組織表を拡大してチェック。「ああそうだった、あの娘は●●さんだった」「あの人は××くんだったね」・・・確認できて安堵はするのだけれど、ちょっと凹むエピソードなのであります。
そんなことがあるからこそ、わたしは脳トレの意味を込めて、毎日昼休みには弁当を食いながら入り口のドアを眺めてモゾモゾ独り言をいうておるのであります。
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