マインドフルネスと認知行動療法
今年の日本ポジティブサイコロジー医学会学術集会(横浜)で一番楽しみだったテーマは、マインドフルネスと認知行動療法・・・今が旬の話題でした。
マインドフルネスと瞑想と禅・・・共通用語は『気づき』~”現実をありのままに受け入れる”・・・刹那刹那で体験する現象を”判断”せず(先入観を持たず)に注意を向ける(観察する)ことなのだそうですが、仏教と医学の融合をシンポジウムで語り合うのを興味深く拝聴させてもらいました。日本テーラワーダ仏教協会長老が「次元の違う問題」と一蹴するのも、元医師の臨済宗住職が医学との橋渡しとして接点を見つけようとするのも、心理学者の先生が普遍的な学問として確立させることの重要性を語ろうとするのもとてもよく分かる。気を遣いながらも本音トークしているのが面白かったと思います。でも、結果として分かったことは、まだまだ自分はマインドフルネスの概念をうわべだけしか理解できていない、という現実でした。
最後に認知行動療法の日本の第一人者、大野裕先生のレクチャー『こころのスキルアップトレーニング』を拝聴。いただいたレジメから「こころのスキルアップ、10のヒント」というのを写しておきましょう。これを1つずつ丁寧に説明していただきました。
1.ストレスを味方にしましょう
2.自分の強みを生かしましょう
3.できた感を大切にしましょう
4.しなやかに考えましょう
5.しなやかに問題に取り組みましょう
6.一人で頑張りすぎないようにしましょう
7.こころに寄り添いましょう
8.自分のための時間をもちましょう
9.自分に優しい生活を送りましょう
10.笑顔と夢を大切にしましょう
最近の自分を眺めてみると、この10のポイント、意外にできている気がします。できていなくても”できている感”を感じられるのは大事なのだと学びました。
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