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フラリーマン(後)

(続き)

わたしの上司たち、あるいは先日退職された病院の幹部の先生など、医業の世界で名をあげて多くの業績をあげている先生方、あるいは研究所や大学で夜中まで研究に没頭して偉大なる成果を上げた方々が過去を回想したときに必ず出てくるエピソードは、「子どもたちが小さかったころ、ほとんど家に帰らなかったし、日曜や祝日も出勤していたから、たまに早く帰ってくると出かける時に『おとうさん、今度はいつ来るの?』と云われた」というはなし。それぐらいのことをやらないと世に残せるような業績は得られないのだ、と教わりました。「子どもは親の背中を見て育つ」が彼らの大義名分。

わたし? わたしは定刻帰りのポリシーを一生通した父親を持つ男、明るいうちにタイムカードを切ってそそくさと帰ることに何の罪悪感も持っておりません。共働きですから、先に家に帰ればやることはたくさんあります。「自分は仕事でヘトヘトなのだから、家に帰ってまで家事なんかできるか」「家に帰ったら休ませてくれ」という考えが根底にあって、早く帰ってゴロゴロしようと思っているから家族に煙たがられるのであって、帰って家事をして犬を散歩に連れて行って風呂沸かして食器洗って洗濯物畳んで(これは年頃の娘のいる家ではNGか)・・・夕飯前にできることなんて大量にあるのです。わたしは世間様からみればちょっと変人ですが、それでも家事で仕事のストレスなんて簡単に払拭できる至福の時間を得られると感じられる幸せ者です。働き方改革は考え方改革。「どうしたのあなた?会社で何か悪いことでもしてきたの?」と勘ぐられるくらいに生活態度を変えてやったら面白い。そのためには、まず自分の持っている意味のない常識と中身のない自尊心を捨て去りましょう。

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