血尿
昨日の朝、尿意を催して大急ぎで小便器に向かってオシッコをしたら、突然真っ赤な血尿が出てきて辺り一面を真紅に染めた! という、夢を見ました。
夢の中のわたしはとても落ち着いていて、「あら、血尿だ。また石(尿管結石)ができているのか。そういえば最近また意味もなく腰が痛かったからな」などと独りごとを云い、トイレットペーパーで拭くのが良いか水を流して洗い落とすべきか・・・後始末のことなんか考えているうちに目が覚めました。二十歳前から尿管結石には悩まされ、ひどいときには年に3回も4回も発作を起こしたり、一晩に左右から排石されたりした武勇伝を持つわたしは、自称”石博士”。だから、夢の中の光景も自分では経験があるから、ちっとも驚かない。むしろ、「膀胱界隈まで落ちてきた証拠だからあと一息で出てしまうな」などと喜んだりなんかする。
でも、こういうのが一番アブナイんですよね。「全く痛くもないのに真っ赤な血尿が出る」なんてこと尋常ではないのですから、本当は「膀胱がんじゃないかしら?」と思うのが当たり前。「石だと思うよ」と放置して手遅れの進行がんになってしまう人が少なからずいることは、医療者であるわたしはよく分かっています。それなのに、「これはきっと石だ」と思ってしまう。いけませんねえ。「毎年健診で血尿を指摘されて精検してもいつも異常なしだからもう受けない」という”血尿慣れ”している女性の方も同じで、やはりこういう人が膀胱がんを見逃す人。面倒でも泌尿器科受診して「心配ない」という診断を受けた方がいいと思います。
それにしても、夢とはいえ気味の悪いはなし。何か、カラダからの警告なのでしょうか。
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