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老人はどうなの?

若者の「スマホ依存症」、脳画像で異常を確認

”スマートフォン(スマホ)から離れられない若者に脳画像検査を実施したところ、脳内の神経伝達物質の活性のバランスに異常が認められたとする研究結果が北米放射線学会(RSNA 2017、11月26日~12月1日、米シカゴ)で発表された”という記事。

研究を高麗大学(韓国)のHyung Suk Seo氏らが行っているので、アジア人の情報として日本人も同様と考えた方が良いのでしょう。インターネット依存症またはスマホ依存症と診断された10歳代の男女19人を対照群と比較したら、”グルタミン酸-グルタミン(Glx)に対するγアミノ酪酸(GABA)の活性レベルの比が高いことが示された”そうです、。前者は興奮性、後者は抑制性の物質とされているので、つまり興奮性の脳内神経伝達物質が増加しているということでしょうか。”インターネットあるいはスマホへの依存症はギャンブルやポルノへの依存症に匹敵する病態かもしれない”という専門家のコメントも書かれていました。スマホの人間侵略の速度は想像以上に早いことが恐ろしい問題です。

で、中年層や私たちアラカン世代以降の連中はどうなのかしら? 私の周りの同世代たちも普通に暇を見つけてはスマホを弄ってます。私らは、若い子たちほど脳内神経伝達物質に影響を与えないのでしょうか? どんどん興奮性が衰える世代としては、「むしろスマホ依存の方が若返る」などというデータを出してもらえるとうれしいのですけれど(笑)

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