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手持ちぶさた(1)

昨日は仕事始め。朝から、院長の年頭のあいさつを聞くために大ホールに行きました。会が始まる5分ほど前に椅子に座って、周りの職員と短いあいさつを交わした後、特別することもないので、何をするでもなくボーっと思索にふけっておりました。

このとき、ふと、「そういえば、最近、こういう何もしない時間がまったくなくなったな」・・・そんなことを思いました。多動児であるわたしはじっとしていることができずに何かをしていないと落ちつきません。でも、それでなくても、現代社会では、どこかで待ち合わせをして待ち人を待つちょっとした時間や、あるいは電車やバスに乗っている間でも、大半の人が隙あらばスマホを取り出してうつむいて操っています。あとは本を読んでいる人がちらほら(今ではスマホでも漫画や小説は読めますが)。友人・家族と話に興じている人を除けば、独りでいる人たちの”時間の潰し方”の大半がそんな感じです。もちろんわたしも、食堂やラーメン屋で注文したモノができるまでのほんの数分の間でも、手持ちぶさたなのですぐにポケットからスマホを出して弄(いじ)ってしまいます。特段、メッセージもメールも何も来ていなくても、何かのページを出しては読みたいわけでもない情報をながめているのが日常。とにかく突然出来た小さな隙間の時間を埋めるのに、無意識のうちに何かをしようとしている自分がいます。 (つづく)

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