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働き方改革(1)

わたしの両親はどちらも学校の教師をしていました。でも働き方は全然違っていました(という風に息子には見えました)。父はいつも決まって夕方5時には家に帰り着き、そのまま風呂を沸かして入ってから着物に着替えて晩酌を始めます。彼が仕事を家に持って帰ったところを見たことがありません。校長になるための試験勉強をしていた時だけは分厚い法律の本みたいのを読んでいましたが、いつもは新聞を読んでいるか盆栽の本を読んでいるか。そして夜の8時には床につきます。

一方、母は父より1時間ほど遅れてバスで帰ってきます。帰りにスーパーで買い物を済ませて帰ってきます。夕餉の支度と後始末を済ませた後、職場でやり残したテストの採点や通信簿の閻魔帳記入などのための書類を広げますが、すぐにうたた寝をしてしまう毎日。なんかいつも仕事が溢れている感じを受けました。

昔は職員室で残業ができませんでしたから終わらなかった仕事は持って帰っていたようですが、今の社会で云えば、母は過重労働で指導を受けるパターンです。父が仕事に対していい加減に淡白で、母の方が教育に熱心だったに違いないとわたしは大人になるまでそう思っていました。でも単に父の方が要領が良くて割り切り方がクールだったのだろうことがわたしにも分かってきました。最近のわたしも、家には仕事を持って帰らないように心がけています。どうせ持って帰ってもほとんどできないのだから。かといって、昔のように遅くまで残ってサービス残業をするようなこともない。むしろ皆より先に先頭を切って帰宅します。それでも仕事はそれなりにできるものです。その気になればちゃんと時間の使い方も工夫できるし、集中さえすればこなせるもの。 (つづく)

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