肥満はサバイバル(2)
九州大学の研究チームの研究によると、「食事の速度は肥満や体格指数(BMI)の値、腹囲に影響」し、「食べる速さがゆっくりであるほど、肥満の割合は減少すること」が明らかになったので、「ゆっくり食べるよう食事のスタイルを変えていくことで、肥満の予防や、肥満が関連する健康リスクを減らせる効果を得られる可能性がある」と結論付けているそうです。
わかってますって。食が細くて、「まだ食ってるの?」と云う感じのヒトに太っているヒトはいないし、流し込むように食べている豪快な輩はだいたい太っているんです。だから「何を食うかではなく、どう食うかです。とことん噛み倒すだけでいいんです」って、毎日、説明で云わない日がないくらい話しています。当たり前のことなんです。ただね、「早食い」が悪いんじゃない。「噛まない」のが悪いんだから、飲み込み掛けて「まだ噛める。もったいない」と思ってもう一回戻して噛むことをするかどうかなんですよ。
でもね、「食べるのが好き」なヒトは噛まないもの。「食べるのが速いと満腹感が得にくくなり、十分なカロリー摂取をしたにもかかわらず、満腹感を得られるまで余計に食べ続けることになります。反対にゆっくり食べると、満腹感を得やすくなるので、食欲をコントロールし、食べ過ぎを抑えられるようになります」と云われたって、それなら満腹感を感じる前にもっと食っておかないと損!と思えるのが太っているヒトの考え方なんだよ~だ。
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