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高い金

わたしの同世代の友人たちへ

最近、身近な友人や親戚が相次いで亡くなったり大病を患ったりしました。「たまには人間ドックでも受けた方がいいよ」・・・あまり他人の人生に立ち入らないようにしているわたしですが、なんか最近はあちこちで友人に会うたびにそう思うようになりました(口には出しませんが)。特にわたしたちの世代は、事業主だったり定年退職組だったりが多くなっています。彼らはなにかと理由をつけて健診を受けたがりません。「どうもないし、忙しいし、そもそも人間ドックは高いし」 ・・・ほとんど金のかからない住民健診ですら「もったいない」と云います。「家族が受けろ受けろとうるさいから、こないだ止むを得ず受けてみたけれど、案の定なんにも問題がなかった。結局高い金を捨てたようなもんだな」と皮肉交じりに吐き捨てた人もおりました。

たしかに人間ドックは高い。内容が充実していればいるほど高い。よほどの金持ちか日頃から人間ドック用に積み立てていないとバカにならない出費です。でも、それでもやはり受けてほしい年ごろなのです。三十代の人にむやみやたらに「受けろ」とは云いませんが、返って最近は、若い事業主や自営業の若者の方が積極的にドックを受けて健康に留意しようとする人が多い印象を受けます。

「一回受けてみたらちょっと血糖が高くて『糖尿病だ』とか云われたから、もう二度と受けないことにした!」という知人がいましたが、どうもわたしたちの世代は一筋縄ではいきません。「その後、血糖はどうですか?」と聞いたら、「うん、調子いい!」って即答してきましたが、あの後から一度も採血受けてないでしょ。あの時の血糖値は「ちょっと」どころの高さではなかったんだけどなあ。

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