こだわりとルーチンワーク
うちの愛犬は、わたしが仕事から帰ってくると全身をこれでもかと云うくらいにくねらせながら大きなしっぽをグルグルまわして出迎えてくれます。一旦わたしに歓迎の飛びつきをした後、おもむろに庭の方に向かって走り始めます、後ろを振り向きながら。そして、庭に出るテラスのガラス戸を開けると一目散に庭に出て行きます。最初は、オシッコをガマンしているのかな、と思っていたけれど、どうも違う。多くの場合、彼女は勢いよく庭に出た後、”犬走り”を5、6歩ほど歩いたところで突然立ち止まり、すぐに踵を返して戻ってきます。「何だよお前、ムダやんそれ」とツッコむわたし。
どうも、それが彼女のルーチンワークの様です。そういえば、子どもの頃、私の姉も突然ちょこっと飛び上がって指で唇と額をツンツンと叩くやつをやってました。それを数回繰り返す。「何しているの?」と聞いたら、「わたしのおまじない」と。「意味ないジャン」と冷たく突っぱねた記憶があります。
こういう行動は、周りからみると無意味な行動に思えるけれど、当人にとっては大切な行為。これをすることでココロが落ち着くのだということを知っています。一流のプロスポーツ選手が必ず行うルーティーンと基本的には同じこと。そんなココロの支えになれる行為が、わたしにはないなあと思う今日この頃。サッカー観戦時のゲン担ぎも最近は流動的だし・・・。最近の私のココロが不安定なのは、確固たるルーチン行為を持っていないからなのではないかと思う。なにかないかなあ。
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