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団らんあっての夕食(後)

(つづき)

それでも、やはり、そこには「家族全員が必ず顔を合わせる場」としての”食卓”がありました。だから、可能な限り時間がかけられるような料理が並び、「一日ご苦労様でした」「今日はどんなことがあった?」「こんなことがあったけどどうしよう」そんなはなしをする場があったはずなのです。少なくとも、サザエさんの家庭のような夕食の団らんこそが、基本的夕食風景だったはずです。ところが高度成長時代を迎え、「亭主元気で留守が良い!」とばかりにお父さんが残業だらけになり、受験勉強の子どもたちは塾通い、食事を済ませたらさっさと自室に入り何をしていることやら、あるいは夫婦共働きで鍵っ子たちが冷えたご飯を冷蔵庫から出して食う、などということが当たり前になってしまい、家庭に『団らん』がなくなってから久しい。

だから、『団らん』がなくなった時点で、夕食なんて最低限のエネルギー補給で問題なくなっているはずなのです。「これだけ遅くまで仕事してへとへとになりながら帰ってきているのに、何じゃんこの手抜き料理は!」と亭主に切れられ、「これが育ち盛りの子どもたちに食べさせる料理なの?」と姑にぼろくそに云われ、それを理由に自分も食べたいものを並べて腹いっぱい食ってストレス発散をして・・・今があるのよねぇ。「夕飯なんて大したものなくても大丈夫だよ」と云っても「そんなわけにはいかないのよ、そんなことしたら身体に悪いでしょ」と妻に一蹴されるわたしも御多分に洩れません。幸せ者なのかもしれませんが・・・。

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