忘れてしまう(前)
昨日、いつもズボンのベルトホルダーに引っかけているライフコーダー(まめ太郎2017)を付け忘れて職場に行きました。ごくたまにこれをやらかします。朝、部屋着のズボンを脱ぐときに外してベッドの上に置いて、「このまま忘れてしまわないように、出勤用のズボンを穿いたらすぐに装着しなきゃ」と自分でしっかり指先確認までして、その場でズボンを穿き替えたというのに、次に気づくのは出勤途中・・・「あ、付け忘れてきた!」となるわけです。
ズボンから外すのを忘れているわけでもなく、すぐに穿き替えたにもかかわらず、ふっと意識の中をかすめるように消えていく。目の前の存在と行為を記録した脳細胞が、細胞ごと暗闇の中に消えていく感じ。怖いでしょ。以前はもちろんこんなこと絶対なかったし、理屈上忘れるはずがない(「忘れる」という概念を使用できるような時間経過でもない”刹那”のこと)はずなのに・・・。
こういう忘れ方をすることが明らかに増えました。顔を洗うときに邪魔だから脱いだフリースが夜歯磨きするときまでそこに放ったらかしてあったり、持っていこうと思って玄関に出しておいた書類をそのまま忘れて行ったり。「そんなことあるはずないやろ! 気が緩んでいるからだよ」とか云われるけど、気を緩ませないようにすればするほど細胞が消える。「忘れないように、わかりやすいところに出しておこう」と思って置いたのに持っていくのを忘れ、そのうち置いた場所を忘れ、そして置いたことを忘れる・・・こういうことは特段珍しいことではありません。ここに書こうと思った内容を次の刹那に跡形もなく忘れ去っているのもこの類いでしょう。 (つづく)
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