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団らんあっての夕食(前)

メタボや糖尿病や脂肪肝の原因は、夜の食い過ぎ。遅くに帰ってきて、「ごくろうさま」と準備された大量の料理を口の中に投げ込んで、カッと酒を搔っ食らってさっさと寝る生活を続けているからそうなるのさ。

そんなはなしをしながら、「夕食は一日の食事の中で一番ごちそうを食うもの」と皆が当たり前に思っているけれど、いったいいつからこんなに夕食が多くなってしまったのだろうと考えました。朝飯は今から活動するのだから大事だとしても、夜は寝るだけなのだから、少なくとも栄養補給の意味はあまりないはずです。

遠い昔、食事は一日二食が当たり前だった頃、朝の涼しいうちに仕事をして帰ってきてからちょっと遅い朝食(ブランチみたいなもの)を食い、炎天下では仕事にならないから昼寝をしたりウダウダしたりして、お日様が傾いてきてから午後の仕事をする。日が暮れて帰ってきてから夕食を取って就寝するというものだったと聞いています。ヨーロッパなどで昼食の時間がめっぽう長く、皆が一度家に帰ってゆっくりたっぷり食って昼寝してから再度出勤する習慣も、そんなことの名残なのかもしれません。ただ、どちらの場合も云えることは、食事は家族皆が集まって団らんの中でゆっくり時間を取っているということ。たしかに静かに黙々と食器の音だけが響くヨーロッパの夕食の様子を映画などで見たことはあるし、儒学の教えの元、食事中は私語を慎み、しゃべることなくひたすら食べることに集中すべし!が戦中戦後の日本の夕食のあり方でしたから、これは『団らん』と呼べない、と云う人もおりましょうが・・・。 (つづく)

 

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