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写真の後悔

先日の日曜日、前日の大雨がウソのように早朝から良い天気で、そのために深い霧が立ちこめました。ちょうど朝から阿蘇越えをしていたわたしは、この世のものとは思えないような幻想的な眺望に出くわしました。あたり一面を埋め尽くす雲海を包むように広がる真っ青な空・・・たしかそこは崖下のはずなのに、ガードレールがなければそのまま雲の上に直進してしまいたくなるような風景。

その絶景を写すために、小さな駐車場は若者の車でいっぱいでした。インスタ映えする絶好の被写体です。わたしもどこかに車を停めて写真を撮りたいなと思ったのですが、残念ながら格好の駐車スペースを得られず、結局そのまま通り過ぎてしまいました。でも、あの風景は、もしかしたらもう一生お目にかかれないかもしれなかったのでは?と思うと、道にはみ出て他の車に迷惑を掛けてでも停車してスマホを掲げた方が良かったのではないか・・・その後県境の峠を越えるまで後悔の念にかられました。SNSに挙げるとか挙げないとかの問題ではなく、「今日、ものすごくきれいな雲海を見たよ」とだれかに話しても、その感動をだれとも共有できない悔しさともどかしさに苛まれるだろうと思ったからです。

『後悔』~しようかしまいかと悩んでいるうちに刹那は粛々と通り過ぎていく。あそこでちょっと勇気を出しておけば、と思うことが人生にはたくさんあって、若い頃には「どっちにするか迷ったら、躊躇せず後に思いついた方に進む。その方が後悔しないから」と思って人生を決めてきたわたしですが、最近は「どうしようかな」と思案しているうちに時も場所も過ぎ去っていって、「ま、いいか。しなくても何も困らないし」といい訳をするようになりました。尻込みするというよりも、瞬発力がなくなってきたのかしら。もともと積極的な人間じゃないので、別に大した変化じゃないのですが・・・今回、後になってこれっぽっちの後悔をいつまでも引っ張っている自分が、ちょっとイヤ。

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