6時55分
わたしが出勤するために家を出るのは朝7時(が目標)。最近ちょっと遅れ気味ではあるけれど、一応目標は常に7時出発。それに合わせて6時に起床してからの行動をスケジューリングします。
で、いつもはゴミを指定の場所に出しに行った後、朝6時50分から洗面所で歯を磨き始めるわけですが、先日ふと腕時計を見たらすでに6時55分くらいを指している。「やばいじゃん!遅刻するじゃーん!」と大慌てで洗面所に降りて支度を始めようとしたところ、洗面所に置いてあるデジタル表示の電子時計は6時52分を指している。「なーんだ、まだ50分過ぎか!」と安堵の溜息。
こういうことよくあります。アナログ時計の長針と短針の織りなすアバウトな感覚と、デジタル時計の寸分違わぬ数値表示のギャップ。わたしは明らかに前者の方が好きだから、真実の値などどうでもいい。6時50分でも55分でもない、「6時52分」という数値が「どうだい、これが真実なんだよ」と威張ってこっちにドヤ顔をしているのがキライ。長針と短針の世界には周辺の広場(文字盤)に時間と空間の余韻が存在するから好き。2つの針がこれまで動いてきた軌跡に歴史が刻み込まれているから好き。
大したはなしではないけれど、ま、わたしは決して理系人間でないという証拠です。
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