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視点の違い

ひいきのサッカーチームの応援のために熊本から大分まで何度も自家用車で移動します。国道57号線が地震被害で崩落して以降、迂回路走行を余儀なくされてはいますが、大分側には立派な自動車道が整備され今でもさらに道路を延ばす工事が行われています。

そんな自動車道を走っていると、時々ガードレールから下の一般道が見えてきます。上を通っているとどういう方向に走っているのかわからなくなりますが、時々見えるそんな風景を確認しながら、「ああ、今この辺りを走っているのか~」と思うわけです。そんな中、先日ちょっと時間に余裕があったので自動車道に上がらずにそのまま国道を走ってみました。久しぶりに通る道、そうそうこんな町並みだったなとかこんなところにコンビニができてる!とか、感動しながら通っていたら、突然目の上に道路が現れました。ここに自動車道ができていく姿を眺めていたのはいつのことだったか・・・と思い出にふけっていたときにふと気づいたわけです。こここそが、いつも自動車道の上から見下ろした時に見えていた一般道の風景だ!

下から見た時の上と上から見た時の下が、ずっとそこにあってわかっているのに頭のなかで一致していなかった。当たり前の、どうと云うこともない事実関係なのだけれど、こういうことって時々あって、それに気づいた時に自分だけひとり感動したりなんかします。以前東京で、妻が時空を超えて自分を眺めた時のとはちょっと次元は違いますが、でも、「あーこれか!」と感動することに悪い気はしません。まあ、その次からは同じものとして認識してしまうから、感動は一切なくなりますけれど。

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