五十肩の武勇伝
土曜のゴルフの最中から突然痛くなった右肩が、なかなか深刻です。周りの人たちは寄ってたかって”いわゆる五十肩だ!”と囃し立てます。でも、90度まで外転する場合だけとても痛いけれどその他の方向にはどうもないのです。普通に拳上もできます。だから、「これは”五十肩”ではないよ」と云い切りたいのだけれど、もともと肩関節周囲炎の症候群であるこの病名は、定義はハッキリしないのではなかったかしら。
とにかく、一方向だけとはいえ鎮痛剤が効かないほどに痛いので日常生活には何かと支障をきたします。一番困るのは車の運転です。ハンドルを持つ手が中途半端な位置なので痛くてハンドルまで手が挙げられない。キーも鍵穴に入れられない(わたしの車はキーレスエントリーではありません)。それとドアを開けて車の乗り降りをするときにも悲鳴を上げます(右ハンドル車の運転席の話です)。その他に、洗面所で手を洗う、冷蔵庫を開ける、仏様に線香をあげる、洗濯モノを干す、など・・・こういうことは、痛みがないときには全然気にもならないことばかり。聴診器を当てるのもちょっとコツが要ります(右の肘に左手を添えて拳上させれば上がります。上がりさえすれば問題はありません)。
”五十肩はね・・・” 「自分はこうやって治した」「いろいろ試したけど、この方法が間違いなく一番有効だ」~五十肩の経験者は世の中に山ほどいて、その各々が自分流の治し方の武勇伝を持っていて、わたしに教えてくれます。この各々が初めて罹患したときに他のヒトから同じように教わった方法についてはちょっとだけ試してみて、「わたしにはあまり効果がなかった」とすぐに結論付け、自分なりに研究した成果が一番だったと云って新たに教えてくれるので、後になればなるほど、「世界で一番」の治療法はその数を増すことになります。
ま、わたしも御多分に洩れず、きっと教えてくれた友人知人が気を悪くしないようにほどほどに試してみるけど、「どれも今ひとつだな」と見切りをつけて、昔やった方法(以前にも同じような症状を起こしたことがあります)のみをこっそり試すことになるのでしょうね。そのうち治りますよ、きっと。わたしは腰やら足の裏やら、ほかに深刻な痛みの箇所はたくさんあるんだから、そうひとつにかまってはいられないのです。
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