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実在する病名?

「内視鏡検査室から、『問診結果を読むと、受診者に心臓病の既往があるようだが、胃カメラ検査をしてもいいものかどうか循環器科医師に確認しろ」という指示がきています」と、担当ナースがわたしのところに助けを求めにやってきました。

「”心臓病”って、正式な病名は何なの?」
「問診をとった人間ではないのでよく分かりません」 ということで問診票の記録を見ると、
”心臓内大動脈瘤で治療中” という文字が躍っていました。
「これのことですか?」
「たぶん、そうだと思います」
「あなた、『心臓内大動脈瘤』って病名を聞いたことある?」
「すみません。勉強不足で、存じませんでした」

当たり前です。そんな病気なんてあり得ないのだから。そもそも大動脈は心臓の出口にある大動脈弁より外側の臓器なのだから、心臓の中に大動脈などあり得ない。ないものなのだからが心臓の中に大動脈瘤ができるという概念そのものがあり得ない。それを、世間の素人さんではなくて普通の医療者であるナースが、疑念を抱くことなく書き記すということ自体が信じられません。最近、こうなんです。別にうちの病院の悪口を書こうとしているわけではないので補足しておきますが、うち以外でも基本的にこんな感じ。知らないことを聞いたら、「なに?」と思って調べればいいのに(スマホかパソコンさえあれば簡単に検索できるでしょう)、「とりあえずよく分からないものはそのまま云った通りに書いておこう」と思うみたいで。特に循環器内科の病気はもともと自信がないから、できるだけ触れないようにと思うのかしら。

ナースだけでなくドクターも、知らない単語を聞いたときには必ずその場で調べるクセをつけてほしいと思います。

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