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クリスマスイブは要注意?

昨日のイブはいかがお過ごしだったでしょうか。我が家は、ワインとすき焼き(笑) キャンドルアーチスト・インストラクターになった妻の演出で庭で小さなキャンドルナイトも楽しみました。もっとも、うちはクリスチャンではないし、老夫婦と友人だけの静かなパーティでしたから、特別なイベントでもありませんでしたが。

スエーデンからの報告があちこちの医療情報で流れてきています。「1年のうち最も心臓発作リスクが高まるのは、クリスマスイブの夜10時ごろ」だというのです(BMJ 2018;363:k4811←クリスマス特集号らしい)。

感情の高ぶりが心臓発作リスクを高めることは前々から云われてきましたが、それを後ろ向き解析で評価してみた結果、クリスマスイブの夜が最高で、しかも高齢者や糖尿病・心疾患を患っている人ほど危険なのだそうです。でも年明けの瞬間やスポーツイベント、復活祭では有意な上昇はなかったというのは意外です。研究者の見解として「アルコールの症状のせいで心臓発作が見過ごされたり隠されたりしたのではないか」と書かれていましたが、それの方がはるかに危険ではありますまいか(笑)

とりあえず、クリスチャンではない東洋人のわたしたちは、クリスマスイブに心臓発作を起こすリスクはそう高くない(若い人たちは別かもしれないが)と思われますが、何回も続く忘年会の深酒や年末年始の暴飲暴食は、違う意味でリスクになることでしょう。

昨日の夜が無事であったことよりも、これから二週間、年明けに無事な姿で仕事始めできることの方がハードルが高かったりして・・・みなさん、ご注意ください。

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