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けんか腰のヒト

人間ドックの業務をしていて感じるのですが、昔のようにけんか腰で食ってかかるヒトがいなくなった気がします。もちろん、事務方やフロアアテンダントのお嬢さんや保健師さんに対しては頭ごなしに怒鳴ったりブスッとして返事もしないヒトがたくさんいることは知っています。そんなヒトでも、医者を前にすると何も云わないということは昔からよくいわれています。それでも以前は、わたしが結果説明をしていたり診察をしたりするときに、突然切れるヒトとかずっと不機嫌そうな態度のヒトとかがそれなりにいたのです。それなのに、ここ数年、そんなヒトにひとりもお目にかからない。

たまたまそういうヒトに当たらなかっただけなのかとも思うけれど、もしや、わたしが自分の思っている以上に年寄りの風貌になってきたからなのではないかとか考えたりします。若造の頃の方が云っていることに自信はあったけれど、相手からすると鼻につく偉そうな云い方だったのではないか。歳と共に知識に対する自信が失せてきているから自ずと言葉遣いが柔らかくなって、あたかも経験のある名医に説明を受けているような錯覚にとらわれているのではないか・・・そんな気がしています。それはそれで困ったモノだ。買いかぶってはいけない。こんないい加減な人間の云うことを素直に粛々と聞いてもらった挙句にありがたがってもらうと、本当に恐縮してしまいます。

先日、高校の時の恩師(現在は大きなお寺の住職)から電話をいただきましたが、齢80歳になる恩師の云うには、「坊さんのはなしは、若い者より私のような老いぼれが話した方がありがたみがあるらしい」とか。医者はそうであってはいけませんが、少なくとも受診者さんより年上であることは強調しておこうかな。

何はともあれ、お金払って聞いてくれるわけだから、もっとマジメに勉強しなければいけないな、と思う今日この頃であります。

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