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気になるとどこまでも

わたしの居住区でも、いよいよインフルが猛威を奮い始めました。まわりには本人や家族が罹ってしまったというヒトだらけです。まるで、ゾンビに侵された街に住んでいるような心境です(笑)

基本的には過剰な消毒をすることを否定しているわたしです。病人を相手にしているわけでもないのに一般家庭で消毒液などを日常的に使う家庭の若者ほどアレルギーやアトピーの体質が多いことは明白で、必要もなく消毒することで、本来バリア機能のしっかりしていた皮膚を無意味に傷つけているのだから、せめて一般家庭では流水でしっかり手洗いするだけにしてほしい、と思っている派です。

でも、そんなわたしでも、やっぱり最近はそうも云ってられなくなりました。小脳梗塞があって下肢筋力が老化してきているから、階段の昇降では手すりを握らないとふらふらして不安でたまらないのですが、その都度、この不特定多数が触りまくった階段の手すりとか、大丈夫なのか?と考えます。街のスーパーや量販店に行って買い物かごや買い物カートを握っただけで、インフルが移るとしたらこんなんじゃないか?とか考えてしまう。インフルは飛まつ感染なのだから、患者さんの唾や鼻水が飛び散らなけりゃ大丈夫と思いがちだけれど、そんなヒトが買い物中や街中歩行中にくしゃみや鼻水を両手で触ったとしたら、絶対に移る。それを自分の口に当てなけりゃ大丈夫だけれど、家に帰るまでに、スマホはいじるし、ヘタすると袋菓子なんか食うかもしれない。無意識に顔なんか掻くクセがあるかもしれない。

なんてなことを妙に気にし始めたわたしであります。今日は試しに職場の階段の手すりに触らずに歩いてみようとしたけれど、数段で断念。そんなの無理だ。結局自分の診察室に帰ってきてから早速サニサーラ(アルコール手指消毒剤)たっぷり付けてべちょべちょにさせて一安心。これで、月末のお江戸の学会出張やらその次の週の関西出張やらを控えていることを考えると・・・超憂鬱であります。感染しない方が異常じゃないの?って。

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