食べたいモノだけ食うのは偏食か?
食べたいモノだけを食べるのは悪いことなのか?
最近よくそんなことを考えるようになりました。
「小さいころのしつけが悪くて、うちの子は食べたいモノだけしか食べない子になってしまった」と嘆くお母さんがいます。食べたいモノだけ食べるのを『偏食』といい、食事は栄養のバランスを考えて好きなモノも嫌いなモノも食べられるのが良い子だ、と思い込ませられているのは、やはり戦後の栄養学の影響なのでしょうか。以前、ある友人が、「どうしてバランス良い食べ方がベストなの? 草食動物とか肉食動物とかは別に健康のために日頃食わないものをたまには食べようか、とか考えなくても病気にはならないでしょ?」とか云っていて、この人なんでそんな屁理屈云ってるんだろう?とか思っていましたが、なんか最近、それがよく分かるようになってきました。
動物は、「好きなモノを食べる」とうよりも、「カラダが欲するものを食べる」が当たり前であって、野生の動物だけでなくイヌやネコなどのペットでも、食べたくないモノは残すのが常。好きじゃなくてもカラダが不足を感じたら、自ずとそれが含まれている食材を欲しくなるようになっているのじゃないか、と思うわけです。「これを食べると太るからガマンする」とか、「嫌いだけどビタミン摂らないと肌が荒れるというから野菜を食べるようにしている」とか、そんなストレスかける方が不健康なんじゃないのかしら。
ま、「なんでも美味しい」と感じるわたしに云わせると、好き嫌いの激しい子は、子どものころに親のキライなモノを食べさせなかったか、おいしい調理をしてもらえなかったか、のどっちかだったんだと思いますけどね。
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