食習慣におけるアンチテーゼ
”朝食の摂取は、その習慣の有無にかかわらず、体重減少の戦略としては有効とはいえない可能性があるとの研究結果が、オーストラリア・モナシュ大学のKatherine Sievert氏らの検討で示された。研究の詳細は、BMJ誌2019年1月30日号に掲載された。規則的な朝食の摂取は、低BMIと関連し、体重増加に対する防御因子であることが、多くの観察研究で示唆されている。一方、これまでに得られた朝食摂取に関する無作為化対照比較試験のエビデンスは、一貫性がないという。”
オーストラリアの大学でこれまでの医学論文から13件を選んで系統的レビューとメタ解析を行った結果、試験の質が低すぎて結論を導き出せないという結果だったんだそうな。”著者は、「成人の体重減少に朝食を推奨する場合は、逆効果となる可能性にも留意する必要がある」と指摘し、「体重管理のアプローチにおける朝食摂取の役割の検討では、今後、質の高い無作為化対照比較試験を行う必要がある」としている。”というから、つまりは、「やせたかったら朝食は必ず摂れ」というのは根拠が曖昧だぞ、ということでいいのかしら。
ま、意地でも朝飯を食わないわたしにはどうでもいい話なのだけれど・・・それにしても、こんな内容でBMJに採用されるんだなぁ。
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