みるみる広がる電子たばこ包囲網
2月6日~2月8日にハワイで開催された米国脳卒中協会2019年国際脳卒中会議で発表されたであろう研究データですが、世界中で爆発的に普及していく電子たばこに対するアンチのデータなんてその気になったら続々出てくるのは当たり前でしょう。だって、明らかに体内にあってはならない化学物質を吸い込んでいるのですから、生体の細胞を破壊することくらい容易に想像できます。タバコの敵は発がん性だけではない(というか、それ以外の方がはるかに多い)のですから。
”この種のものとしては過去最大の研究において、研究者らは米国に住む400000人以上のデータベースである2016年行動危険因子サーベイランスシステム調査のデータを調べた。合計66795人の回答者が電子たばこを定期的に使用したことがあると報告した。電子たばこを全く使用したことがないと回答した回答者343856人を対照群とした”
その結果は要するに、「電子たばこの利用者は若くて太ってなくて糖尿病にもなっていない人が多いにもかかわらず、脳卒中を起こす確率が有意に高く、心筋梗塞や狭心症または冠動脈性心疾患のリスクも増加させる(つまり、メタボなどの生活習慣病の影響ではなく、電子たばこ自体が原因)」という結論で、”電子たばこは健康被害が劇的に少なくなった夢の物質”という販売元の企業のプロパガンダが無意味だと斬り捨てた形です。
ま、大義名分をかざしながらミみっともなくスースーハーハーやっている皆さん、もうすでに逃げ道は封鎖されようとしておりますよ。
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