健診前夜の過ごし方
最近は、健診前日の食事摂取についてとても厳しくなり、前夜に規定の時刻以降に食事を取ったと分かったら検査自体を受けさせないこともあります。一方で、食後決まった時間以上空けてさえいれば、朝食を取っていてもOKというルールもできました。働き方の多様性を考慮したものだと思われます。
健診や人間ドックに臨むとき、その付近の生活はどうしたら良いのか。前夜は21時以降に絶飲食厳守なのですが、いつも夜中まで飲んで食って乱れまくっているのに健診前2~3日だけ節制して検査に臨む人(できるだけ良い結果にしたい)もいれば、いつも通りより少し多めにわざと遅くまで飲み食いして臨む人(いつもの生活を評価してほしい)もいます。もっとも、後者の中には、結果が悪ければ「遅くまで飲食したセイだから」と後で言訳する往生際の悪い輩もいますが。
思うに、健診というものは、きちんと絶飲食しても異常の人(真の異常者)を見つけ出すのが目的ではなく、本当は飲食しようがしまいが異常が出ない人(真の正常者)かどうかを調べていると考えるべきです。だから、「厳しい条件で検査しないと不正確だから守れないなら検査を受けさせない」というのはおかしな話だと思います。守らずに検査して異常だったときに「ちゃんと守っていればOKだったかもしれないから気にしない」と逃げられないようにしたいのでしょうが、本来は夜中の0時に飯食っても朝8時頃には正常に戻っているのが当たり前なのだからして、条件を守っていようがいまいが異常値が出ればそれは異常なのであり、治療(生活療法も含む)が必要なのです。そう割り切ってほしい。もっとも、そういう言訳をする輩は、そもそも条件を守った上で異常値が出てもどうせ生活改善など何もする気はないのだろうけれど・・・。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- 男は炭水化物、女は脂肪!(2023.11.30)
- 『かるしお』(2023.11.28)
- アルコール濃度(2023.11.27)
- 高齢ドライバー(2023.11.23)
コメント