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原点回帰の願い

初めて参加できた循環器病予防医学会学術集会で目を引いたのは、やはり現場で活躍する保健師さんや管理栄養士さんなどの積極的な発言でした。こんなことを云っては何ですが、こういう場でのドクターはどっちかというと年寄りの重鎮か病気治療にしか興味がない若手医師かしかいない感じですが、パラメディカルの人たちは、予防医療の最前線で自分が住民や職員の健康管理を担っているという自負に満ちあふれています。彼らのキラキラ輝く姿を遠目で見ながら、これが大切なのだと感動すら覚えた次第です。

奇しくも、たまたまこの日の夜はうちの職場の歓迎会があり、わたしも夕方には学会場から駆けつけて参加しました。皆、優秀な新人ばかりで、あいさつや自己紹介もとてもしっかりしていました。で、そのときに思ったのです。

彼らは、”たまたまここにいる”のではなく、保健師さんはわざわざ「保健師になりたい」と思って資格を取ったのだし、管理栄養士さんや健康運動指導士さんや検査技師さんも然り、事務職のホープたちも何らかの志があるからこそうちの施設ような難関を受験したのでしょう。「何でも良かったけど、たまたま・・・」ではこの職業にはなれないのです。ところが、こういう大きな組織の中に入ると、えてして組織を整然とまとめること、業務を滞りなく形成することこそが最優先にされがちで、そのことに忙殺されてしまって、自分の最初に持っていた志が二の次になってしまうことがよくあります。そんなとき、「自分は何のためにこの資格を取ったのか?」ということを一度原点に立ち返って考えてほしい。「自分がやりたい!」と願っていたことを見失っていないか確認してほしい。そう思います。

予防医療の世界はいろいろな職種がチームを組んで平等に仕事をする世界です。でも、各々は各々に専門分野のスキルをもったエキスパートであるというプライドはなくさないでほしい。そう願ってやみません。

 

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