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1975年型日本食のすすめ

日本食の理想形は「1975年型」

配信されてきた『保健指導リソースガイド』の中で、こんな記事を見つけました。201610月に配信されたものですのでかなり古いニュースですが、とても興味がありましたので紹介します。

”東北大学の研究グループが、1975年頃に食べられていた日本食を食べると、肥満の解消や、悪玉コレステロールや血糖値の低下、ストレスの軽減、運動機能の向上などの効果を得られることを確認したと発表した。”というもの。”現代と過去の日本食をマウスに摂取させ、もっとも健康効果の高い日本食をどれかを調べたところ、1975年頃の日本食が肥満を抑制し、加齢にともない増える2型糖尿病、脂肪肝、認知症を予防し、寿命を延伸することが判明した”のだそうです。

何しろ『日本食』といっても、戦後すぐの食事からバブル期の飽食時代を経て、現在のグローバル世界の食事まで千差万別です。その中で、1975年頃の食事内容が一番健康的だったというのはすごくうれしい。なぜなら、1958年生まれのわたしは、ちょうど理想的な食生活の時代に思春期を経験したことになるから・・・もっとも、ちょうど1975年ころ、わたしは超肥満児で体重は今より15キロ以上重かったのですが・・・理想のバランスでも食べ過ぎたら元も子もないってことですかね(笑)

日本人の寿命を延ばすのに一役買ったといわれる1975年型日本食の特徴、「さまざまな食材が少しずつ入っている」「煮る・蒸す・生が調理法の主流」「大豆製品や魚介類、果物・海藻・きのこが主流」「卵・乳製品・肉も適度に摂取」「だしや発酵調味料をうまく使い」「一汁三菜が基本」が、自然に盛り込まれていたのが良かったそうです。「だってそのころは、そんなものしかなかったのよ」と母が生きていたら云ったかもしれません。そういえば、子どものころ肉屋にお使いにいくときには、「『牛肉100グラムください』って云うのよ」と云われたのを思い出します。家族4人で100グラムの牛肉・・・当時はこれで十分だったのでありましょう。

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