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足すか引くか

毎朝、四階の診察室に向かうのに非常階段の方に歩くわたしと視線を逸らしながら若いスタッフたちはこぞってエレベーターの来るのを待っています。2011年の東日本大震災の後には日本中に節約機運が高まって、「極力階段を使いましょう」運動をやってましたが、いつの間にかこんな感じ・・・もうこういう光景にも慣れました。

そんな若いスタッフたちを眺めていると、これがジェネレーションギャップなんだろうなと実感します。足すか引くか、感謝か当たり前かの問題です。わたしたち昭和の人間は、階上にあがるには階段しかなかった世代で、ビルにエレベーターやエスカレーターができて初めてそのありがたみに感謝したものですが、平成以降の皆さんは生まれた時からエレベーターかエスカレーターがあるのが当たり前の世代で、下手をすると”動く歩道”まで当たり前にできていたわけで、たまに階段しかないアパートや雑居ビルに出会うと「信じられない!」と嘆くわけです。

人生の途中からできたものと生まれたときからあって当たり前だったもの。テレビも、今や白黒テレビが希少価値だから、”カラーテレビ”というワードは死語らしい。わたしたちがテレビで東京オリンピックを観たころ、カラー放送なんて開会式とごく一部の競技だけだったはず(しかも一般家庭には普及してないから、うちはとなりの開業医のお宅に上がらせてもらって天然色の開会式をありがたく観させてもらった)なのに・・・。電話機のマークもその本体を知っているのは年寄りだけだとか。

コンビニが24時間開いていて当たり前の世代とコンビニ自体が大人になってから生まれてきた世代。セブンイレブンとかまさしく7時から11時(23時)まで開いているお店だったわけで、それでもすごいと思っていました。でも、高い(定価)。街のスーパーの方が安い。でもせいぜい8時(20時)までしか開いていない。わざわざコンビニで定価で買うなんて勿体ないから、どうしても夜に買わないといけないものだけコンビニでやむを得ず買ったものです。皆に「金持ちやのう」とか云ってバカにされていました。

物価・・・わたしたちは毎年社会の経済水準が上がるとともに物価は上がるものだとわかっている世代。それに対して、今の若者世代は生まれた時がすでにバブルが弾けた後でそれ以降物価は下がることしか経験してきていないものだから、商品が値上がりすることにものすごく抵抗感を持つのだそうだ。

さてさて、どっちが幸せなのだろうか。


 

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