超加工食品?
CareNet配信のこんな記事を読みました。
『超加工食品を1日4サービング以上摂取すると、死亡のハザードが相対的に62%増加し、1日1サービング増えるごとに死亡リスクが18%増加することが、スペイン・ナバラ大学のAnais Rico-Campa氏らの調査で示された。研究の成果はBMJ誌2019年5月29日号に掲載された。既報の成人を対象とした前向きコホート研究により、超加工食品の摂取は、がん、過敏性腸症候群、肥満、高血圧のハザードの上昇と関連することが知られている』とのこと。
超加工食品を高摂取する群の特徴は、太っていて、喫煙者が多くて、教育レベルが高く、生活習慣病の家族歴がある人が多かったそうですし、間食や長時間テレビを見る割合が高く、パソコン使用時間や昼寝時間が長く、脂肪摂取が蛋白摂取より多いという特徴もあるのだとか。まあ想像のつく結果(教育レベルの高さは仕事の忙しさと座位業務が多いせいかしら)だからそれはそれで納得しているのですが、この『超加工食品』ってどういうのだろう?と思いまして。『最も多かったのは加工肉(15%、ハム、ソーセージ、チョリソ、サラミ、モルタデッラ、ハンバーガーを含む)と砂糖入り飲料(15%)で、次いで乳製品(12%、カスタード、アイスクリーム、ミルクシェイク、プチスイスを含む)、フレンチフライ(11%)、ペストリー(10%、マフィン、ドーナツ、クロワッサンや他の非手作りペストリー、菓子類を含む)、クッキー(8%、ビスケット、チョコレートクッキーを含む)の順であった』というのですが。
他の文献検索すると、『米国糖尿病学会(ADA)によると、「超加工食品」とは「糖分や塩分、脂肪を多く含む加工済みの食品。保存料などを添加し、常温で保存できたり、日持ちを良くしてある食品」のこと』とあり、『調理済みの「超加工食品」の多くは栄養価のバランスを著しく欠いている。高カロリー、高脂肪、高塩分だが、他の必要な栄養素であるビタミンやミネラル、食物繊維などはあまり含まれていない』のだそうな。
毎日こんなのばっかり食うのはそりゃ身体に悪かろう。だって、もともと身体がそんなの体内に入れるようには想定されていないんだもの。まあ、魅惑の誘いなのだろうことはわからんでもないが、たまに食うからうまいんじゃないのかしら。
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